Mizu no Uta PRESS vol.20
ホテル中庭のエゾヤマザクラやヤエザクラ、しこつ湖畔に咲くエゾエンゴサクやシラネアオイ。水の謌の春は、色鮮やかな花々に彩られ、やわらかな陽射しの中で散策を楽しむのに格好の季節です。宿から徒歩圏内で見られる花とその見頃を、花のイラストとともにご紹介致します。思い思いの形で、春爛漫の花散歩をお楽しみください。
じつは「水の謌」は、隠れた桜の名所です。宿の周辺には約15本の桜の木があり、例年5月10日前後にエゾヤマザクラが、それから1週間ほど遅れて濃いピンクの美しいヤエザクラがほころび始めます。開花期間中は、宿泊者限定の予約制で「春のお花見弁当」(裏面参照)を販売致しますので、ぜひお花見を楽しんではいかがでしょうか。また、その期間中は、夜、中庭の桜がライトアップされます。
ゴールデンウイーク前後には、支笏湖周辺に春の花が咲きます。この時期に見られる花の種類は意外とたくさんあり、一番早く残雪の下から顔を見せるのは4月上旬に咲き出すフキノトウ。次に可愛らしいフクジュソウの黄色い花。支笏湖ビジターセンターの周囲でも見られます。5月に入ると人気のエゾエンゴサク、中旬にはオオバナノエンレイソウやシラネアオイが咲き始めます。下旬になると白く小さな花からぶどうのような白い実に変わるフッキソウなどが咲きます。
また5月中旬から下旬には、支笏湖周辺の山々の裾野が木々の芽吹きによって淡い緑色のグラデーションで染まり、エゾヤマザクラのピンクと相まって美しく色づく様子は、地元で「春紅葉」と呼ばれています。湖畔の園地内に咲く桜はエゾヤマザクラが大半ですが、中には6月上旬に咲くミヤマザクラもあります。「水の謌」のハンバーガーやスイーツを持って、花散策に出かけませんか。
宿周辺の花や木の種類と所在地をガイドする植物MAPを客室に配布しております。ぜひMAP片手に敷地内を歩いてみてください。
もともと油絵が趣味でしたが、一昨年、支笏湖支部に着任してから周囲に咲く花の水彩画を描くようになりました。写真を見て描くよりも、やはり実物を見ながらスケッチしたほうが描きやすい気がします。ハガキ大の紙を持ち歩いて描くと、そのまま絵手紙にもできますよ。徒歩圏内にさまざまな花が咲きますので、ぜひ春の野を歩いてみてください。
千歳市が2012年から支笏湖温泉で掘削していた新泉源からの各温泉施設への配湯が、この4月13日に始まりました。新たな温泉は湧出量も豊富で、毎分510Lと、これまでの約3倍に。「美肌の湯」として知られる温泉の成分は、これまでと同じ「ナトリウム―炭酸水素塩泉」(旧表記:重曹泉)に「塩化物泉」が新たに加わります。これにより、さらに湯冷めしにくくなり、神経痛や冷え症、疲労回復など、効能もアップします。
北海道千歳市支笏湖温泉番外地
Tel.0123-25-240
ウォーキング感覚で約2時間、支笏湖周辺の花や野鳥スポットをのんびり巡ります。
カメラ片手に花の写真を撮りつつ歩く方も多い、人気のアクティビティです。
当館では、支笏湖畔の散策用グッズ(シューズ、ポール、双眼鏡など)の無料レンタルや、アクティビティプランのご案内も承っております。